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まなゆうのガブ飲みワイン日記

どんなワインに出会えるのか、ドキドキしながらコルクを抜きます。そのあとの印象を自分なりに勝手に解釈して、日記風に書いてみます。 それに、京都や旅の話題なども取り混ぜて。

中国最新事情 -たまにはババンと本格広東料理-

まず最初にお断りしておきますが、この前文は読み飛ばしていただいてもけっこうです。本題とは関係ありません。ただ、なぜこんなことになってしまったのかということを記憶に残しておきたいために書いているのです。もちろん、お急ぎで無い方はどうぞ読んでやってください。

話は前の日から始まったのですが、わが社の総経理(日本で言うところの社長)がおいしい中華料理をみんなで食べようということで、わが社の宴会部長に料理店を探させたのです。宴会部長はあちこちに電話をかけて、それらしき店を見つけ出して報告しました。中華料理ですから少人数よりはある程度の人がいたほうが良いだろうと、わたしも付いて行ったのですが、思い返してみれば、スタートから変だったのです。
宴会部長が予約した店は南山路(杭州の繁華街)にあるとのことで、ある程度の期待を持って出かけたのですが、まずその住所の建物には人の気配が無い。営業時間なのに真っ暗です。たまたま隣も中華料理店だったので、そっちが入り口かと思って、入ってから予約の確認をすると会社の名前で予約が入っていると言う。(このことも後から考えると怪しい、適当なことを言って客を呼び込む店はいっぱいあります)
これでみんなは安心してしまって個室に入り、メニューを見ながらオーダーを決めました。(思い出せば、その個室もちょっと薄汚れて暗~い照明だったんですけどね)総経理は店の入り口の甕の中に入っていたスッポンを注文します。スッポンは中華料理でも高級食材ですからみんなは大喜び。さあ宴会が始まってビールが進み、白酒が出て、いよいよスッポンのご登場です。いやあ、鍋の中で姿煮になってお座りになってらっしゃいます。総経理は上機嫌で一口食べたんですが、、、、
見るまに顔色が変わっていくのがちょうど向かいに座っていた私には良くわかりました。総経理は普段はおとなしい人で、声を荒げることもめったに無いのですが、いったん怒り出したら目をむいてすごいことになるのです。この席もたまたま日本から出張してきた人間に、うまいものを食べさしてやろうとの心づかいから設けてくれたものですから怒りは倍増したんでしょうね。
さっそくウエイトレスを呼びつけてマネージャーを呼んでこさせます。そのマネージャーにそのスープを飲んでみろ、と言い、コックに確認して来いと叫びます。もう大変。それこそ星一徹じゃあないけれど、ちゃぶ台をひっくり返すような騒ぎでした。店を出てからも宴会部長は怒鳴られるし「あしたこそマトモな店を見つけてこなければ承知せんぞ!!」と言い渡されてしまったのでした。(文章には多少の脚色が入っていますがイメージは間違っていません)
中国だから当たり前といえば当たり前なんですけど、街中は中華料理屋だらけです。そして味のほうも千差万別。その中で当たりくじを引くか、カスをつかむかは情報量と運の両方を充分持っていなければいけません。
ここ杭州にも杭州料理という郷土料理があるわけですが、日本人がイメージで捉えている中華料理といえば、やはり広東料理ではないでしょうか?香港を中心にした「食在広州」といわれている地域の料理です。
さて、前日の失態を何とか帳消しにしなければいけなくなった宴会部長は総経理の怒りを和らげるためにその広東料理に望みをかけました。情報を詳しく調べた結果「ここの広東料理は絶品!」といわれている店を発見したのです。

中華料理の中でも広東料理だけはちょっとクラスが上だという気がします。食材の豊富さが違いますし、調理の懲り方も半端ではありません。もちろん広東料理の中には飲茶系の軽い食事もありますが、まぶたに浮かぶのはやっぱり大皿の豪華な料理たちですね。
さて、宴会部長が探し出したレストランはホテルの中にあります。ホテルの名前は「浙江世界貿易中心大飯店」レストランの名前は「風荷軒」。さらに、今度こそ失敗を許されない宴会部長は強力な助っ人を頼んでいました。このホテルの日本人担当マネージャーの藤田恵理さんです。
彼女も若い女性なんですが、ここ杭州ではこのような美人の日本人のキャリアウーマンが何人も活躍しているんですねえ。彼女は当日はオフだったのですが、宴会部長のたっての願いでわざわざレストランで待機していてくれたのでした。
そんなわけでメニューは全て彼女にお任せ。彼女とレストランのマネージャーの間で真剣な討議がしばらくの間続きました。その間、私たちはジッと押し黙ったまま二人のやり取りが終わるのを待っていました。念を押したことは「おいしいアワビ料理が食べたい」ということだけ。何しろ、前日はスッポンで失敗していますからねえ。これくらいのレベルを行かないと総経理の怒りは解けないでしょうし、、、、
写真で内容は説明しますが、総合的にみて、私が杭州で今まで食べた中華料理で三本の指に入ると思いました。ホントに顎が外れそうです。総経理も大満足。おかげで、宴会部長は再び信頼を取り戻すことに成功したのでした。めでたし、めでたし。

浙江世界貿易中心大飯店 風荷軒
杭州市曙光路122号
tel0571-8799-0888/fax0571-8795-0122

◎前菜の広東風焼豚。柔らかさと蜂蜜の甘さがうまくマッチしています。
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◎白菜と干し貝柱のスープ。乾物にすると味が濃くなると言う知恵はどこから来たのでしょうか?この貝柱は北海道産だそうです。
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◎木耳と山茸の炒め物。山茸の触感がアワビに似ていたので思わず間違えたほどモチモチしていました。
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◎本日のメイン。アワビの煮物。干しアワビをどれだけの手間をかけて戻すのでしょうか?確か一週間はかかるはず。噛み応えのある食感とオイスターソース、XO醤の深い味はなんと言ってよいのかわかりません。
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◎豆腐と春野菜の炒め物。野菜の名前を聞き漏らしたのですが細いアスパラガスのような食感でした。味は薄く、箸休めのようなものでしょうか?
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◎石斑魚の蒸し物。これも広東料理の定番です。醤油とごま油のソースが淡白な魚に絡んですばらしいハーモニーです。
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◎最後に出てきたご飯物。香港風焼飯。トビッコが入っていて、それがプツプツした食感で面白かったです。でも、なんでそれが香港風なんだろう?
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◎そして飲んだワインがこれ。ムートン・カデ ブラン 2001。この漢字でムートンカデと読むのだそうです。でも、こんな漢字表記のフランスワインを見たのは初めて。中国への輸出用のラベルなんでしょうね。全体的に柔らかな味付けの料理に良く合いました。
DSCF0998.jpg

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