まなゆうのガブ飲みワイン日記

どんなワインに出会えるのか、ドキドキしながらコルクを抜きます。そのあとの印象を自分なりに勝手に解釈して、日記風に書いてみます。 それに、京都や旅の話題なども取り混ぜて。

ぷちふれんち ほのぼの屋 -あの志摩観光ホテル ラ・メールの味が舞鶴に-

食後の運動を敦賀→舞鶴間のワインディングロードでこなしたあと、汗だくになって目的地に到着。
でも、新しく買ったメッシュのライダーズジャケットは最高の出来具合で、信号で停止しているとき以外はスースーと風が通ってまったく暑さを感じません。
汗をかけばかくほど、その気化熱で身体は冷えると言う感じですね。

さて、到着したところは”プチフレンチ ほのぼの屋” 舞鶴の社会福祉法人が経営母体となっている本格フレンチレストランです。
このレストランの発足までにはいろいろな苦労があったと聞いていますが、私が思う成功のキーワードは一流のシェフを招聘したことではないでしょうか?

その人の名は”糸井和夫” 京都市内で”ミレイユ”という小さなフレンチレストランを開いていた人です。
皆さんの中にも「ああ、あの店ね。」と思い出す人もいるんじゃあないでしょうか?

その糸井シェフは、元々は”あの”志摩観光ホテルのメインダイニング”ラ・メール”で当時の超有名な高橋シェフの下で副料理長を勤めていたことも思い出しましたか?
私は二度ほど志摩観へ行き、ラ・メールで高橋シェフの「海の幸フランス料理」をいただいたことがありますが、京都のミレイユでもまったく変わらない感動を糸井さんによってもらうことができました。

そんな糸井さんと十数年ぶりの再会です。
イタリアのレッジョ・エミリアで一緒に行った、パルミジャーノの生産現場、プロシュートの加工場、バルサミコのアチェタイヤ、、、懐かしい思い出がよみがえります。

さあ、そんな糸井さんの腕前、、、堪能させていただきましょう。

◎この暑さの中を朝から走り続けると結構疲れます。ああ、やっと到着や。
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◎舞鶴湾を望む小高い丘の上にあるほのぼの屋。エントランスは山側から。
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◎海側にはこんなに大きなガラス窓のレストランがあり、、、
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◎そこから見える舞鶴湾はこんなに綺麗。
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◎目の前を通り過ぎるタンカーを眺めながら冷えたビールをグビッとな。堪りませんなあ。
 それにしても、このロケーションの良さは普通じゃあありません。舞鶴市もかなり力を入れてバックアップしているんでしょうね。
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◎そうこうするうちにお待ちかねのディナーがスタート。
 まずはこんな光り輝くお皿から、、、
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◎雲丹とトマトのジュレのアミューズ
 最初からガッツ~ン!!と殴られたみたいな美味しさ。新鮮な生雲丹と酸味の強いトマトの融合。
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◎堪らなくなって「シャンパンをお願い~!!」
 ウィリアム・ドゥーツの1999、ロゼです。ロゼっぽい甘さは抑えられ、シャープな酸が口元を引き締めます。
 ちなみに、今回の6本のワインは全て私が持ち込みました。
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◎野菜のサラダ、バスサミコドレッシング
 自家農園があるそうで、そこからの朝取れの新鮮野菜がゴロゴロと。野菜ってこんなに甘かったんですかあ!?
 私が作ったバルサミコでドレッシングを作ってもらったんですが、やはりプロの腕前で使われるとバルサミコが何倍にも美味しく感じます。
 案外、これも野菜のパワーなのかもしれないなあ。
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◎糸井さんから「前の海で釣れた鯵やけど、、、」とこんなお皿も。
 骨まで食べれるくらいパリパリで、お酢が効いています。
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◎ここで白ワインを抜いてもらいます。
 オリヴィエ・ルフレーブのシャサーニュ・モンラッシェ1995 すでにこんな色。
 樽とクリームの融合。それでいて、あくまでも清楚。
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◎ふと外を見れば、舞鶴湾に沈んでいく夕日がこんなにきれい。
 なんと言う情景でしょうか!!ロマンチックな気分にもなりますわ。
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◎伊勢海老のビィスク
 ラ・メールでもミレイユでも定番だった糸井さんのスペシャルテ。
 一目見た瞬間に、再会の感激とその香りのよさに思わず声を上げてしまいました。
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◎う~ん、たまらんなあ!!
 このスプーンの上に岩礁に打ちつける荒波と海風の臭いが乗っているんです。
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◎そして、この海老の身には海そのものの豊饒が、、、
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◎次のお皿は、、、なんじゃこりゃあ?
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◎丸い蓋を取れば、あわびのバターソテー
 ラ・メールと違うところは大倉陶園のお皿じゃあないことだけ。
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◎大きなあわびの食感、かみ締めるとじんわりと湧き出してくる甘く塩気の濃さ。
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◎肝の苦さがアルコールを呼びますね。
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◎ここで最初の赤を。
 ブシャールのヴォルネイ フレミエ クロ・ド・ラ・ルジェット1989
 フフフッ、思ったとおり糸井さんのお皿には古酒がピッタシカンカンやな。
 柔らかい酸と干した果実の甘さが繊細な料理の味を引き立てます。
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◎牛肉のグリル、きのこのソース
 ビジュアルがエエですねえ。こういう分厚いお肉が好きです。
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◎赤身のしっかりと身の詰まったお肉です。これまたかみ締める喜びが沸いてきます。
 焼きかげんもばっちし!
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◎このお皿にはボルドーでしょう。
 シャトー ラ・コンセイアント1980
 まだまだ甘い葡萄が生きています。それでいて熟成した落ち着きはもう立派に飲み頃を迎えています。
 われながら良いワインを選んだもんですわ。←自我自賛
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◎糸井さんがニヤリとしながら持ってきたのが、、、このカレー。
 うひゃあ~!! 懐かしいなあ!!
 これまた糸井さんのスペシャルテの”海の幸ゴロゴロカレー”ではないですか!!
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◎海老やホタテやあわびが、それこそゴロゴロと入っています。
 一口サイズのポーションですが、これを10杯くらいお替りしたいです!!
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◎こうなったら、こっちもこのワインを。
 シャトー・ド・ボーカステル1992
 私は、普段にはカレーにはワインを合わせることはないのですが、糸井さんの欧風カレーならこれが良いはず。
 スパイスの刺激を受け止めれるだけのパワーとそれを包み込むだけの包容力がローヌにはありますね。
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◎糸井さんの攻撃はこれで終わらず、こんなチーズプレートが襲来。
 これも手持ちのワインたちで迎え撃ちましょう。
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◎これなんだったっけ?チーズの味がするけどチーズじゃあない。
 糸井さんが教えてくれたんだけど、、、豆腐やったかなあ?←アルチューハイマー
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◎最後は桃とソルベット
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◎甘口として持ち込んだのはドメーヌ・ボマールのコトー・ド・レイヨン キュベ・ル・パオン1990
 熟成が進んだこの安定感。良い締め方ができました。
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◎無理を言ってコーヒーにはベルタを。
 こうなったら、今夜はなかなか終わりまへんでえ!?
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◎このレストランの優れているところは宿泊施設を併設していることなんです。
 その名前は”オーベルジュ・ド・ボノ
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◎二階建ての一軒家を改造して、一階と二階にそれぞれ一室だけと言う贅沢な部屋があります。
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◎その一階に小さな食堂があり、そこで朝食を食べることができます。
 朝から糸井さんがオムレツを作ってくれると言う贅沢を味わえます。

 二日酔いでガンガンする頭も、こんな美味しい朝食のおかげでアッという間に直ってしまうから不思議です。
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追記

自宅に帰ってから色々考えてみたのですが、田舎にある一軒家のレストランって、ある意味で料理人の理想形じゃあないんでしょうか?
もちろん、都会の真ん中にあれば、お客も多いし、仕入れも楽だし、何かと便利ですよね。

でも、今回、特に強く感じたことは「料理って、お皿の上だけの物じゃあない。」と言うことなんです。
海に沈む夕日を眺めながら食べる魚介の味はずっと濃いし、周りの緑あふれる畑を見た後で食べる野菜の甘さは違うんです。

こんなことを言うと糸井さんは怒るかもわからないけれど、今回のお皿は以前にミレイユで食べたお皿よりもどれもがずっと美味しかった。
そして、泊まることを前提にすればどんな飲み物も好きなだけ飲むこともできるのです。←アルチューハイマーは大喜び

これは料理人の理想形だけではなくて、我々食べる側にとっても理想形と言うことですね。
次回は秋になると思いますが、またドカを飛ばして羽根を伸ばしに来ますからね。ああ、今からその時が待ち遠しいわ。


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コメント

もう、堪りまへんなぁ~。

何とも贅沢な、幸せな時間を過ごされたことでしょうか!
見ているだけのこちらも、まるでその場にいる様な感じがしました。
でも、宿泊施設併用って聞いて、ホッとしました。
あれだけ飲んで、ドカで移動?ってドキドキしてましたらからね(笑)
バイクでツーリング、美味しい料理にお酒。良いですねぇ~。
かるあしもバイク買おうかな?

あ、その前に二輪の免許取らなきゃ(爆)

景色もまた料理ですね。。。

写真を拝見しました。
追記に書いてあることを読みながら、たしかに、田舎にある一軒家のレストランは、料理人の理想形だと思いました。ただ、腕に自信のあるシェフだけができることのように思いました。自分に自信がなければ、なかなかできることではないのかもしれません。

ただ、まなゆうさんがおっしゃるように、「料理って、お皿の上だけの物じゃあない。」というのは、その通りですね。海に沈む夕日を眺めながら食べる魚介の味、周りの緑あふれる畑を見た後で食べる野菜は、都会で食べるのと違っていると思います。その意味では、料理だけでなくて、新鮮な空気や太陽の香りや光、潮のにおいも、料理の一部ですね。もしかすると、一緒に食べる人やお店の人、そして会話もまた、料理の一部かもしれませんね。書いているうちに、料理とは、いろいろな関数からなりたっているんだということに気付きました。

かるあしさん、、、マイドです。

どうぞどうぞ、バイクの世界へようこそ。免許なんか直ぐに取れますよ。
しかも、大型バイクに乗っているのは、そのほとんどが定年を迎えた世代。

かるあしさんはまだ”若造”ですからね。

このレストラン、ほんとに良かったです。
ご家族で、ぜひどうぞ。←ホントは彼女と二人の方がもっと良いけど、、

月末のキャプテン乗務予定の沖縄は計画されていないんですか?

はむのすけさん、、、マイドです。

人間の味覚なんていかに頼りが無いものかを良く思い知らされます。
でも、考え方を変えれば、味以外の要素で味が変わるということですから、食卓に花を飾ってみるとか、横においてある新聞をいったんは眼に入らないところに置き直すとかでも味は変わるはずです。

そう考えると、我が家の環境は劣悪ですわ。
物置の中で食事をしているみたいですから。

頼りがないというよりもいろいろなことに左右されるんですね。

日常の食と非日常の食という区分があるかはどうかはわかりませんが、
ハレの食事というものがあるのかもしれません。
日常の食には、日常の食なりの、非日常の食には非日常の食なりの
よさがあるのかもしれません。

ふと、どうしてまなゆうさんは、敦賀とか舞鶴とかに引き寄せ
られはるのかとふと思ったのですが、・・・・・・、ニ・三年のブログ閲覧の
短い経験のなかでは、むかし、まなゆうさんの先輩でよく敦賀のゴルフ場
に連れて行ってくださったかたがいるというお話を載せられていたのを
思い出し、まなゆうさんにとっては、敦賀とか舞鶴は、思い出深い地なの
かなあと勝手に思いました。きっと通るたびに、いろいろなことを思いださ
れているのだろうと思いました。

はむのすけさん、、、マイドです。

敦賀のゴルフ場へ良く連れて行ってくださった方は、、、亡くなりました。
人生の生き方を全身で教えてくれた人でした。

まだまだ教えてもらいたいことがあったのに、、、
悔しい思いばかりです。

敦賀は、、、その人の思い出が詰まっている場所でもあるのです。

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☆性別     男
☆年齢     不詳
☆星座     さそり座
☆好きなもの ワイン
         オートバイ
         ゴルフ
         ルアーフィッシング
☆嫌いなもの 他人のタバコの煙

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